タイでプロサッカー選手になる!驚きのその年俸は?
- 2018.02.23
- その他

タイ各地を旅していると、大きな敷地のあるところでは、子供たちが、サッカーをして楽しんでいる姿をよく見かけます。私も、昔はサッカー大好きだったので、よく旅先で一緒になってサッカーボールを追いかけていました。
タイでの、サッカー人気はすごいですよね。ワールドカップなんかがあると、みんなテレビにくぎ付けです。また、ワールドカップシーズンでないときは、欧州リーグは結構どこのバーでも放映されています。サッカーは、それだけタイの国民的なスポーツなんでしょう。
ワールドカップアジア予選においても、強敵と言えばタイを想像する人が多いと思います。テクニックやスピードがあり、日本代表も散々苦しめられてきました。そうです、タイにもJリーグ同様のプロサッカーリーグは存在し、高いレベルで競い合っています。
そんな、タイのプロサッカーリーグで活躍する日本人プロサッカー選手はどのくらいいるのでしょうか?リーグと比べてその驚きの年俸とは?
それでは、さっそく見てみましょう。
タイのプロサッカーとは
タイプロサッカーリーグの構成
タイのプロサッカーリーグは、日本のプロサッカーリーグであるJリーグや欧州のサッカーリーグのように1部と下位リーグの2部、3部、4部のリーグで構成されています。他のリーグ同様に上位リーグと下位リーグの入れ替え戦もあるようです。
JリーグのJ1に相当するタイのリーグは、タイ・リーグ1と呼ばれており、なんとあのトヨタ自動車がリーグスポンサーを務めているそうです。そのため現地では、トヨタ・タイ・リーグとも呼ばれています。
もともとはタイプレミアリーグとも呼ばれていた頃もあったようですが、現在ではトヨタがスポンサーとなったことでトヨタ・タイ・リーグの名で知れ渡っています。日本が誇るトヨタ自動車がこんなところでも活躍しているとは日本人として誇らしいですね。
このタイ・リーグ1のトヨタ・タイ・リーグは、現在参加クラブが18クラブあるそうで、年間2回づつの総当り戦を行い優勝クラブを決定しています。優勝クラブはアジアのクラブ選手権「AFCチャンピオンズリーグ」への出場権が得られるというわけです。
タイプロサッカー選手の年俸
日本のJリーグは一時のブームは過ぎましたが、相変わらず活躍している選手は相当な金額をもらっていますね。それでは、このタイのリーグに所属しているプロサッカー選手はどのくらいの年俸をもらっているのでしょう?
一概には言えませんが、タイのサッカー選手の平均年俸は400万~500万円程度と言われています。一方のJリーガーは入団時の年俸が400万円程度で、平均が2000万円程度、代表クラスの選手になれば億越えも出てきます。
それではタイで活躍する代表クラスの選手になるとどのくらいの年俸に達するのでしょうね。次の段落で実際に活躍している日本人選手を例に、どのくらいの年俸を稼いでいるのか見ていきましょう。
タイプロリーグに在籍している日本人選手
厳しくもフェアな環境を選択する日本人選手
タイ・リーグでは、かつて日本の代表として選出された選手も含めて、60名以上が在籍しているといわれています。
Jリーグがブームだったころは、Jリーガーというだけで、すぐにオファーを出してくれるクラブも多かったそうです。しかし、Jリーガーという肩書も時代とともに薄れていったのでしょう。現在はより実力を見極められているとのことです。それはプロのスポーツ選手として当然の事でしょう。肩書だけで、引く手あまただったら面白くないですよね。
実際には、そういった実力主義のなかで、且つ海外という厳しい環境において自分を高める日本人選手も多いそうです。例えば、東南アジアのプロリーグで契約をして、Jリーグの月給なみに給与を伸ばした選手もいるそうです。また、実績を積んで欧州へのクラブ移籍の夢を掴んだ例もあるそうです。
あえて実力主義の世界に飛び込んで、そこから這いあがっていくというプロセスは、プロのサッカー選手として自分自身を磨き鍛え上げる一つのキャリアパスとなるのではないでしょうか。
活躍する日本人選手の年俸
タイでは、トップクラブのオーナーは地元の有力富裕層がなっているケースが多く、その資金が報酬上昇を招いているそうです。かつてJリーグに在籍し、欧州各クラブもわたり歩いている、元日本代表カレン・ロバート選手は、タイプロリーグで年俸4000万円の年俸を得ていたそうです。Jリーガーの平均年俸の2倍ですね。
10年間Jリーグでプレーをしていた青山選手は、「車はクラブが準備してくれて、家族補償もあって、待遇面についていえば、断然タイが上」という話をしていました。
サッカーが安定的な人気を誇っているタイで、実力主義の世界で、好成績を収めて、それに見合った報酬が受けられるとはプロの選手としては、最高の環境ですよね。その中でコンスタントに活躍して、多数クラブからのオファーが来るようになれば、Jリーグの3倍4倍にも年俸は膨れ上がるでしょうね。
実際、タイのリーグには、欧州やアフリカの元代表選手が数多く在籍しており、そういったレベルの高い選手たちと試合ができるというのもスキルアップにもつながり、日本代表になり得るレベルまで個々を鍛え上げることもできるのではないでしょうか。
総括として
タイでプロサッカー選手になる、その驚きの年俸は
- 平均として400~500万円
- Jリーガーの初任給と同程度
ですが、活躍して、引く手あまたの選手となれば
- Jリーグの2倍~3倍の報酬はもらえる
ということになります。
しかも、元欧州やアフリカ列強の代表選手が数多く在籍しており、個々のレベルアップにもつながり、サッカー選手としても一つの選択肢としても良い環境だということも分かりました。
環境がそもそも違うし、リスクのある選択ではありますが、一流のプロを目指すなら悪くはないキャリアパスともいえると思います。
サッカーをまた始めてみようかと思う今日この頃です。
それではまた。
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